「和也さんの話ですが、私が思うに悪魔界にいると思うのです。根拠は、最近、天使界に歪みが生じているらしいのです。和也さんは、結構強い力があるので、それで保たれていたと言っても過言ではないのです。そのバランスが崩れだしたという事は、囚われている可能性があるのです。でも、あくまで仮説ですよ。」
「なるほどね・・・」
これで、俺の考えていた悪魔界に和也がいる説が高くなった。
「良太さんのお話とは?」
「うん、さっきの話に絡むんだけど、俺も悪魔界にいると思うよ。あくまで推測だけど・・・」
サリリちゃんは驚いている。
「何故そう思うのですか?」
「実はさっき、ミエルから電話が掛かって来て、和也の居場所を知ってるって言ってさ。俺も、居場所を聞こうとしたんだけど、教えてくれなくて・・・だから、そういう事から悪魔界にいるんじゃないかと思って。」
「ミエルちゃんから電話があったのですか?」
「うん、数分前に。」
「そうですか。」
「でも、デビル7を倒していったら、和也の居場所は分かるとも言ってたよ。」
「デビル7をですか・・・」
「うん。」