しかし、ベリエルに、呆気なく止められてしまった。
「こんな程度?シアン様ともあろうお方が、今や、人間に力を借りて、しかも、この程度とは、ガッカリです。」
サリリちゃんが、悲しんでるのが分かった。
「ベリエル、さっきから、サリリちゃんの事、シアン、シアンって、今は、天使のサリリちゃんだ。」
ベリエルは、笑った。
「あはは、確かにね。天使の力だから、こんなに弱いのかな?」
俺も段々、苛立って来た。
「サリリちゃん、こいつには、絶対に勝とうね。」
「はい。」
それから、俺は、聖剣で、斬りかかった。
しかし、またもや、止められてしまった。
「何回やっても同じだよ。」
そう言って、ハンマーで、弾き返された。