「あ~!?学校行かなくちゃ・・・」
「私たちこの辺で待ってますので学校終わったら、ここに来てもらって良いですか?まだ聞きたい事たくさんありますので?」
「分かった。5時くらいにここで待ち合わせで!」
「はい、行ってらっしゃいませ。」
「行ってらっしゃい、お兄ちゃん。」
俺はダッシュで学校に向かった。
何とかギリギリ間に合った。
先生が教室に入り、ホームルームが始まった。
「今日は転校生がいるので紹介しようと思う。」
教室がざわめき出した。
「入って来て!」
転校生は女の子で、見た目は極普通の高校生で、黒でロングの髪、ちょっと崩した制服を来ていた。
「紹介しよう、天川朔夜さんだ。」
「天川朔夜と言います。何も分からないので、色々とよろしくお願いします。」
そう言って頭をペコッと下げた。
「じゃあ、天川の席は、川島の横だ。」
「はい。」
そう言って天川さんは、俺の席の横に座った。
「あ、俺は川島良太、よろしくね?」
「よろしく・・・」
素っ気無い態度だった。
「俺嫌われてるのかな?」
そう思った。