「お姉ちゃんは出来が良いのにボクは出来が悪いから正式な天使じゃないって・・・」
「え!?」
「ボクは堕天使だって。」
「そんな事ない!ネユカは私の妹なんだから。」
「うん。」
「今日は寝よう?」
「うん。」
それから、私とネユカは寝る事にした。
次の日、起きたらネユカがいなかった。
「お母さん、ネユカ知らない?」
「知らないよ?」
「どこ行ったんだろう?」
私はネユカが行きそうなとこを探した。
しかし、どこにもいなかった。
「どこ行ったんだろう?」
今日は捜索を一旦、中断して明日にする事にした。

数日後、ポストを見ると手紙が入っていた。
「宛名も宛先もない。誰からだろう?」
私は封を切った。
相手は私が探していたネユカからだった。
『お姉ちゃんへ
今までありがとう。ボクは悪魔界で暮らします。お姉ちゃんだけはボクの味方だったね?でも、堕天使になるならいっそうの事悪魔になります。今度あったらどうなってるかな?今度は悪魔のボクと会ってね。さようなら。ネユカより。』
「ネユカ・・・」