「あはは。遥。いっぱいいじめてあげるね。」



彼方は指で俺の顔の輪郭の筋をなぞった。




(;゚ Д゚) …!?




ぎょええええええええ!!!
彼方さん…。ちょ、ちょっと待って…。



待ってください!
俺、まだ…まだ死にたくありません!!(`;ω;´)



薄れゆく意識の中で俺はせいいっぱい叫ぶと、左目から涙がちょちょぎれる。



すると、彼方がプッと噴き出す。



「ぷっ…あはははは!相変わらず君は笑わせてくれるね。それに君の泣きそうな顔、本当にたまらないよ。ふふふっ」



でもそんな俺を泣かせたのは、あなたじゃないですかorz



「まぁ、そんな遥に免じて…今日は勘弁してあげるよ。」



(;゚ Д゚) …え!?




彼方の言葉にハッとして、俺は顔をあげた。




「こんな早くお仕置きしてもイイしつけにならないしね。次回にたっぷりとっておかなくちゃ。」



彼方はそう言うと両手を離し、俺を解放した。
解放された俺は、床にたたき付けられるように崩れ落ちる。



「う…はぁ…はぁ。」




さすがに苦しい( ̄▽ ̄;)
彼方の奴、本気で締めやがったな…。



俺は締められた自分の首を手でやさしくなでながら、荒い呼吸を落ち着かせようと深呼吸を繰り返した。