【203号室】



(;´д`)ハァ …
正直部屋には入りたくないけど…。
もう後戻りは出来ないよね。



俺は覚悟を決めて、彼方の部屋の扉にノックをした。



「彼方?俺だけど、入っていいかな?」



扉越しに俺は、恐る恐る声をかけた。
すると…。



「いいよ。入ってきて〜」



すぐに彼方から返事が返ってきた。



俺はドアノブをにぎり、ゴクリと息を飲み込むと扉を開けて部屋の中に入った。
と、その瞬間。



「は〜るか!おっかえり〜☆」



部屋の中に入るなり、いきなり彼方が俺に抱き着いてきた。




「うわぁ!」



俺の胸にずっしりと、彼方の体重が乗っかる。



ちょ!(゚ Д゚;)
いきなりどうしちゃったんですか━(゚ Д゚;)━!?



「…あはは…ふふふ。」



俺が動揺していると、彼方の笑い声が聞こえてきた。




(;^ω^)?




「ふっ…遅すぎだよ、遥。」



その瞬間彼方は俺の背後に回り、俺の首を脇で挟み思い切りしめてきた。




うッ!!Σ(゚д゚;)



首に圧力がかかり、俺は身動きと言葉を失った。



「だぁかぁら〜、急いでっていったでしょ?なんでこんなに遅かったのかなぁ?」



彼方はそう言うと、さらに両腕の力を強める。



ぐおおおおああっ(`Д´)
く、苦しい…。