「ああ。いつでもいいぞ。」



「はい!じゃあとります。1たす1わ〜」



俺がそう言うとヤマト兄と大樹さんは一瞬目を合わせる。
そして…。



「にっ!!!」



二人が声を揃えて笑うと、シャッター音が部屋に響いた。



それから俺は二人にお願いして、何回か写真を撮らしてもらった。
なんだかんだいって、カメラを向けるとやたら大樹さんがノリノリで
面白い写真がたくさん撮れた。




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「じゃあ、俺。そろそろ行きます。」



俺はそう言うと、立ち上がり玄関のほうを向く。



もう十分写真は撮った。
これで彼方も満足するだろう。



「ヤマト兄。その、ありがとう。」



「ああ。気にするな。」



「ごめんな〜。俺もお邪魔してさ。」



「いやいや、それはことらのセリフですよ。大樹さんも写真撮影に協力してもらってありがとうございました。」



ほんとに申し訳ない半面、とても助かりました( ̄▽ ̄;)
とくに写真に関しては、大樹さんの協力なしではこんな面白い写真撮れなかったと思う。