「あ、あの…その大樹さん。俺のことは…?」



「ん?ああ、知ってるよ。遠山遥君だろー。ヤマトから話は腐るほど聞いてるぞぉー。」



ヤマト兄、大樹さんに俺の恥ずかしい話とかしてないだろうなー。



「自己紹介がまだだったな。俺は守城大樹(カミシロダイキ)。ヤマトのくされ縁ってやつだ。なー、ヤマト!」



「うるさい!」



ヤマト兄は、まだ大樹さんに怒っているみたいだ。



「大樹とは、その、幼馴染みなんだ。」



「へぇ、そうなんだ。」



へぇ…(゚∇゚ ;)
二人は幼なじみだったのか。



「よろしくな。」



「はい。よろしくお願いします。」



大樹さんの笑顔につられて俺も笑顔になった。



「おい、大樹。遥に変なこと言うんだったら今すぐ帰れ!!」



「はぁ〜?俺まだ何も言ってねーだろ?」



「いつ言い出すかわからないだろ!だから言う前に帰れ!」



「ヤマト〜。そんなに怒ることないだろ〜。俺たちの仲じゃ〜ん。なぁ〜。」



「誰が怒らせたんだよ!」



二人の会話がまるで夫婦漫才のように見える。



しかし、本当に二人は仲がいいんだなー(゚∇゚ ;)
それに大樹さん、すごくいい人みたいだし…。
なんか癒されるなー(〃▽〃)