「あはははは!」



大樹さんは、腹を抱えて大爆笑している。



「大樹ぃぃ!!」



笑ってる意味がわからないのか、ヤマト兄が怒ると大樹さんは、笑い涙を拭き取りだす。



「わ、わりぃーわりぃー!なんかおかしくてさぁ。」



「はぁ?何がだよ?」



「いや、お前ってほんとに噂どおり遥君にデレデレだなぁって思って。」




「ったく、何言ってんだよ!遥は、俺の大事な弟みたいな存在なんだよ。」



ヤマト兄、ほんとにいろんな人に俺をそういう感じで話してんだな。
やっぱり嬉しいけど恥ずかしいよ。



「知ってる知ってる!お前、最近その話しかしないだろ?」



「はぁ?」



「遥が日本に来るー!遥が日本に来るーって、それはそれは嬉しそうに話しててさ。あのヤマトのデレ顔はレアだったぜぇ〜。
よっぽど遥君のことが好きなんだなぁ。さすがの俺も焼けちゃうぜぇ。」



「だ、大樹!」



大樹さんの言葉にヤマト兄が顔を真っ赤にして激怒している。



てか俺もなんか照れるというか恥ずかしいんですけど。