すると、彼方が鼻でフンっと笑う。



「はぁ?誰も知らないっていうのは、さっき『学校では』ってちゃんと言っただろ?観奈は学生じゃないじゃん。」



あ(^ω^;)
そういうことっすか。(泣)



「お前、本当に能無しだな。僕に意見する時はちゃんと考えてから言ってよね。」



が━━(゜д゜;)━━ん!!
な、何も言い返せない。



俺がガクッと肩を落とし落ち込むと、観奈が俺に近づいてきてきた。



「実はね。私、彼方とは幼馴染みなの。」



Σ(゜д゜;)え?



そ、そうだったんですか!?



俺が目を丸くして観奈を見ると、彼女はくすっと笑う。



「だから、私は彼方のことは何でも知っているのよ。ね〜、彼方☆」



観奈が彼方に視線を送ると、彼方は少し呆れてため息を落とす。



「はぁ?何でもってなんだよ?…それと観奈、あまり遥に余計なこと話すなよ?」



「えー!そっちこそ余計なことって何よ?」



観奈がそう言い返すと、彼方がムッとした顔をする。



「余計なことは、余計なことだよ!考えたらわかるだろ?」



「はぁ?考えたらって、そんなこと言われても余計わかんないわよ!」



意見が噛み合わず、二人は睨みあった。