「は?」









俺は思わずポカンとし、目が点になった。









消毒??(゚∇゚ ;)
ど、どういうことだ??









「しょ、消毒と言いますと…??」









「…え?」









『消毒』の意味を改めて問うが、彼女は口を引きつらしそのまま固まる。









「…?だから消毒って…何の?」









「…。」









俺がさらに問い直すと、西川さんは黙り込む。









おいおいおいΣ(゚д゚;)
い、いったい、何だって言うんだ?(゚ Д゚;)
西川さん…。いったいどういうつもりなんだよ?









俺が眉を寄せると、やっと黙っていた西川さんが口開く。









「消毒って言ったら消毒です!腹黒王子に汚された場所を消毒しなければ雑菌だらけで直るものも治りません!!!」








(; ´_ゝ`) ……?









腹黒王子に汚された部分って…。
もしかして彼方とのキスの事言ってるのかな?( ̄∀ ̄;)








でも消毒って何をどうするつもりなんだよ?
唇にオキシドール塗られるとかは勘弁だな(-ω-;)







俺がそんな事を考えていると、西川さんが痺れをきらしたように叫んだ。









「ん~~~!!もぅ遠山君のニブチン!!!それとも何ですか!!?羞恥プレイですか!!?わざと乙女の口から言わせようとしてるんですかぁ~!!!?きゃぁ~☆」









顔を真っ赤にさせながらなぜかハシャギまくる西川さんに、俺はただ黙るしかなかった。