「あはは。さすがは貧乳処女。情報が早いじゃない。」









「こ、この!腹黒王子がああああ!!私の遠山君になんてことをしてくれたのよ!元はといえば、あの唇は西川が最初に奪う予定、いや、運命だったのに!」









( ´;゚;ё;゚)・;’.、・;’.、ゴフッ!!








そんな運命じゃなくて逆によかった━━(゚ Д゚;)━━!!








「え?何言ってるの?先に仕掛けてきたのは遥のほうだよ?僕はどちらかといえば、被害者、になるのかな?」









「な…何をふぬけたことを…。遠山君がそんなことするわけないわ!」








西川さんが顔を引きつらした瞬間、彼方の目がギラリと光り、ニヤリと笑う。








「い〜や、風邪で弱ってる僕を遥がいきなり…」








( ´;゚;ё;゚)・;'.、・;'.、ゴフッ!!








「うわああああああ!!だからそれは事故だったんだって!」









「もうそのまま襲われるかと思ったよ。あははは。」








「ちょっとおおおお!これ以上誤解を招くことはやめてよぉ。」









俺はペラペラ話す彼方に声をかぶせるように必死で叫ぶが彼方はお構いなしに言葉を続ける。








「まぁ、最終的にそれで熱でやられてたせいもあって、僕も火がついたというか…。」









「も、もうやめてくださいーーー!!」









ああ…(´口`)本当に勘弁してください。
とくに西川さんの前でその事だけは言わないでぇ!









そんなことを思いながら西川さんを見ると、彼女は顔を真っ青にして戸惑いながら首を小さく振って、









「し、信じられません。と、遠山君。ウソですよね?これは腹黒王子のウソなんですよね?」









と、真剣な瞳をしてじっと俺を見た。