「は?看病はお前が勝手にしたんだろ?僕はそれに帰れと言ったけど。」









「はっ…。」









彼方に言われたその言葉で、俺の脳内でとある記憶が走馬灯のように蘇る。









『嫌だ!心配だからここにいさせてよ!』(part2参照)









そういや、俺の好意で看病したんだったっけ。
のーん。俺の能無し━━(゚ Д゚;)━━!!







「ふふっ。それに看病したとかいって、お前隙をついて僕にキスしてきたんじゃん?」









「ぬあああああ!!」









彼方の言葉に顔を引きつらせ、俺はとんでもない声を発し化石化した。









てかなぜ俺からキスしたことになってるんだよぉ━━(゚ Д゚;)━━!!









昨日の一件でなんとか観奈と宇宙の誤解は解けたものも、彼方にキスのことでいじられてばかりです。








「あ~。それにしても惜しかったなぁ。この僕がお前の能無し童貞…いやいや能無し処女をもらってあげようだなんて、もう二度と思わないようなチャンスだったのに…。」









「いいえ!そんなチャンス、こちらから願い下げさせていただきます!」









俺が必死で首を横に振ると、彼方がニヤッと笑う。









「ふふっ。でもあの時、結構覚悟決めてたくせに…。」









「き、決めるわけないだろーがああああ!!!!」









ああ(; ´_ゝ`) このネタでいじられるのいつまで続くんだよ。
いい加減つらいし。マジで勘弁してほしいよ。トホホ。