彼方はゆっくりと唇を離すと、呆然となっている俺を見てニヤリと笑った。









「さっきは人が風邪をひいて弱っていることをいい事に、僕の寝込みを襲おうとするなんて…。遥…。そんなにお仕置きされたいの?」








( ´;゚;ё;゚)・;'.、・;'.、ゴフッ!!








まさか、さっきのキス…いや事故の事を言ってる!!?
…ってだからって何で俺キスされなきゃいけないの━━(゚ Д゚;)━━!!









うわあああああ(゚ Д゚;)もうわけわかんねぇよおおおおお!!









俺の脳内はもう大混乱だった。









「なっ!!いや、ち、ちがう!!あれは事故で…俺はっ…その…。」









別に言い訳するわけじゃないけど、とにかくあれはわざとじゃない。









そう……それは。


完 全 な る 事 故。









ただそれを伝えたかったのだが、








「ふふっ。さっきお仕置きならいくらでも受けるって言ってたよね?」









彼方は俺の話なんて聞かず、またニヤッと笑った。









「…へっ?」









俺が開いた口が塞がらず、ポカーンとした瞬間。










「…んんっ!!!!!」









再び俺の口が彼方の唇によって塞がれる。