まぁ、でもそれもしかたがない話だよな…(´・ω・`;)
だって大樹さんは彼方の大好きなヤマト兄の恋人…なんだもんな。









俺は今更ながら彼方が大樹さんを死ぬほど毛嫌いしていた事を思い出した。
それはそれは大樹さんの事を『クソ男』と呼ぶほどに。









でもそんな彼方の態度を気にするわけでもなく、むしろ気づいてないのか大樹さんは彼方の傍までくると、覗き込むようにして話かけた。









「お〜。彼方起きてたかぁ。」










大樹さんが明るく声を掛けてきたのに対し、彼方は…。









「あなたがうるさいから今起きたんですよ。」









サラリとそう言って、ニコッと笑った。








( ´_ゝ`)?








( ´_ゝ`)今の彼方の声だよ…な?








てか!待てよ待てよ!!
今、彼方のヤツとんでもないこと言わなかったか?(゚ Д゚;)









「ん?なんか言ったか?てか彼方、声ガラガラじゃないか。せっかくのいい声が台無しだなぁ〜。」









( ´_ゝ`)…。









(; ´_ゝ`) 大樹さん、シカトですか。いや、むしろ気づいていない?









てかなんなの?このバランスの悪い会話はぁ━━(゚ Д゚;)━━!!








「ほら、野菜スープとお前の好きな擦りリンゴ。俺がハチミツ買ってきたんだぜ〜☆感謝しろよぉ。」








大樹さんはおぼんに乗っているヤマト兄の手料理を彼方に差し出すように見せた。









「…。」








だがさっきの言葉以来、彼方が返事をすることはなかったが、大樹さんはお構いなしにそのまま言葉を続ける。