「うるさい。喋るな。」









彼方のギロリとした視線に、俺はビクッとして何も思わず頭を下げる。









「ご、ごめんなさい((((;゚Д゚))))」








ぎゃ━━(゚Д゚;)━━!!!
やっぱり俺、彼方を怒らせてしまったみたいです。








って俺が何したって言うんだよ━━(゚Д゚;)━━!!!








だが、その時。
俺はまた彼方の様子がおかしいことに気づいた。









よく見ると怒っているはずの彼方が何故か涙目である。








それに心なしか声もかすれてるし、呼吸も辛そうだ。








あ、あれ?(゜ω゜)
彼方の奴、やぱり様子がおかしくないか?









「彼方?」









大丈夫?と声を掛けようとした瞬間…。








ふいに彼方の身体がグラリと傾いたと思うと俺にもたれ掛かってきた。
そしてそのままズルズル下に倒れだす。








「ちょ、彼方!!?」









慌てて彼方を支えようと抱きかかえると…








「あっつ!!(゚ Д゚;)ちょ、すごい熱!!?おい大丈夫?!」








う、うわぁー(´・ω・`)
どどどど、どうしよう!!








彼方の奴、観奈の風邪がうつった…とか?(゚ Д゚;)
てか、このままじゃやばいし…。とにかく部屋まで彼方を運ぶか。