「ん?男女が二人きりで勉強、それで一緒に下校って…なんかアクションあってもおかしくないじゃん。」
ア、アクションって……?(`‐ω‐´)
俺はしばらく考え込むが、やがてそのことを理解した瞬間、顔を真っ赤に染めて叫ぶ。
「な…なな…。あ、ああ、あるわけないだろうがー!」
そもそも俺はアナタじゃないんですから!そんなことあるわけがないでしょ!?
…って言っても、ちょっとはアクションというか、じ、事故はあったけど(^ω^;)
「なーんだ。…つまんないの。」
「いいんです。自分、つまらない人間なんで…(泣)」
「なんだ。ちゃんと自分がつまらない人間だって事分かってたんだ。」
しみじみと言う彼方だが、俺にとっては結構傷つく言葉だった。
うぅ…そんな改めて言われると辛いんですけど(-ω-;)
はぁ…ここは話の流れを変えてしまおう。うん。そうしよう。(泣)
「そう言えば、観奈は大丈夫なの?」
そう。朝、観奈が風邪で寝込んでいると彼方から聞いていた。
「あぁ。熱も下がったし、もう大丈夫だと思う。」
「そっか。よかったぁ」
「ほんと人騒がせな女だよ。」
『はぁ…』と溜息を落とす彼方。