「でもなんで室長と?…あ、もしかして室長に貧乳処女の恋愛相談でもしてた…とか?」








「違っ!お、俺がそんなことするわけないだろ!」








「あははは~。そうだよね~。本当にそうだったら僕がお前を軽蔑する所だったよ。」








だったら聞かないでください(゚ Д゚;)








「…で、結局なんで室長と?」








スルーされたと思われた質問を彼方が掘り起こしてきてきたので、俺はため息を落とし、








「実は俺、中間テストの結果が悪くて、来週追試になったんだ。」







と、しぶしぶ質問に答えて肩をガクッと落とした。








本当は彼方には絶対馬鹿にされるから言いたくなかったけれど…。
まぁ、どうせ隠していてもいつかはバレることだしな('A`)







すると彼方は。








「うわっ!あの高校で追試って、相当な点数を取らないとなるものじゃないよ。さすがは遥。能無しパワー全開だな。」








案の定、俺を完全に馬鹿にして高笑った。







(; ´_ゝ`) …ああ。そう言われると分かっていたけど、やっぱり実際言われるとへこむよ。トホホ。








「…はぁ。だから室長に勉強を教えてもらってたんだよ。図書館で!」








俺が投げるように理由を離すと、なぜか彼方がニヤニヤしだした。








「へぇ、図書館で勉強して…で仲良く下校ねぇ~。……ふふ。じゃあ、室長となんかあった?」








「は?」








俺は彼方の言葉に眉を寄せて、口をポカンと開けた。