「うん。私は大丈夫。遠山君が受け止めてくれたから。」








俺に続くように愛穂も立ち上がる。








「そうか…。よかった。なら俺の行動、正解だったみたいだね。」








「…もう!無茶しすぎよ!それより遠山君は本当に大丈夫なの?」








「うん、俺は平気だって。…ふぅ。でもマジでびびったよ。」








何より、俺と愛穂が抱き合ったことにびびりましたが…( ̄▽ ̄;)







そんなことを考えていると、また思い出したのか俺は顔を赤く染める。








はっΣ(゚д゚;)だめだだめだ。
てか俺、何またドキドキしてんだよ!








こんな顔見られたら、室長に絶対変だと思われちゃうよ!








俺はまた顔を隠すように、愛穂から顔を背けた。








すると、愛穂がクスッと笑った。








「でもさ。事故の原因である私が言うのもなんだけど…。」








愛穂はそう口開くと、顔を背ける俺を置いて階段の方へと再び歩き出す。








そしてまた振り返って俺を見て、言葉を続けた。








「遠山君の胸って…すごく暖かいんだね。」








( ´_ゝ`)………へ?








その言葉に俺はハッとした。








俺が背けていた顔を愛穂のほうへと向けると、愛穂はニコッと笑った。