…そうだ。俺、あれから職員室を出て、教室で待ってくれた愛穂と図書館に来たんだった。







「…あ。ご、ごめん。」








「ふふっ。今の説明聞いてなかったでしょ?考え事?」








はぁ…(´・ω・`;)
俺何ぼーっとしてるんだ!室長にせっかく勉強教えてもらってるっていうのに。








「いや、その…。」







「もう失礼しちゃうな。せっかく人が真剣に勉強見ててあげてるのに…」








愛穂はそう怒りながら、そっぽを向いた。








「ご、ごめん。本当にごめんってば!」








俺が必死にまた謝ると、愛穂はくすくすと笑い出す。








「あれ?」








笑う愛穂に俺はまばたきをしながらポカンとする。







「ふふっ。遠山君、騙されすぎよ。私がそんなことで怒るわけないじゃない。ふふふ…。」








そう言って愛穂はまた笑い出す。








「はぁ…。なんだよ。びっくりした。…てかそこまで笑わなくてもいいだろ?」








「だって、遠山君が私の話聞いてないんだもん。お返しよ。」









う…(^ω^;)








何も言い返せない…( ̄▽ ̄;)








俺が苦笑いをすると、愛穂がニコリと笑い『あ、そうだ。』と口開いた。