その時、俺の脳裏に彼方の姿がパッと現れる。








そうヤマト兄が語る『優しくて、気が遣えて、何でも出来る』とは違う、俺の知ってる彼方を。








ヤマト兄……。







それ完全に彼方に騙されてるよ━━(゚ Д゚;)━━!!






…って思ったところで、ヤマト兄本人には伝えられないけど…。
(そして伝えたら俺の息の根が彼方によって止められるからな)








「なんだよ。そんないかにも信じてないって顔してさ。」








突然突き刺さるそのヤマト兄の言葉に俺はビクッと体を震わす。








ヤバ!俺、そんな顔してたのかな(´・ω・`;)
まずいな。これじゃあ、彼方が良く出来た生徒だという事を否定してるみたいで逆にあやしいよな。








俺が少し焦りだしたその時、ヤマト兄の口から信じられない言葉が飛び出す。









「……まぁ、俺は一時期彼方と一緒に暮らしていた事があるからさ。だからあいつの良いところは人一倍わかるんだよ。」








「へぇ。そうだったんだ。…って。」








(; ´_ゝ`) 彼方と一緒に暮らしていた?








なんですってええぇぇ(゚Д゚;ノ)ノぇぇええ!!








ヤマト兄と…あ、あのストーカーの彼方が?








一緒に住むっていったいどうやったら可能なんだよ?(゚ Д゚;)