「まぁ、ここだけの話。あの『バカップル』のイチャイチャっぷりに耐えられないってのも、生徒会に入ってすぐ辞めてしまう生徒のもう一つの理由だな。」







へぇ(゚∇゚ ;)
会長と麻俚さん。付き合ってるんだ。







しかし…。あの会長に、このカップルあり…か。
確かにこの生徒会には申し訳ないけど、辞めた生徒の気持ちが何となくわかる気がするよ。







「なぁ、遥。本当に生徒会に入るの…だめなのか?」







「え?」








風間の不意打ちをつくような質問に俺は目を丸くした。








「無理にとはもちろん言わないけど、正直お前が生徒会に入ってくれると俺的には物凄く助かる。あのバカップルのお守りを一人でするのも、なかなか疲れるからな。」







うわ〜(; ´_ゝ`) 
あの二人に挟まれて副会長をやってる風間を想像するだけでも大変そうだな。







「まぁ、分からないことは俺がバックアップして教えるし、、難しい仕事は俺と会長でやるし。ここは人助けするつもりでさ…。ははは。…ってやっぱりだめだよな?」







…人助け…か(´・ω・`;)
まぁ、ちょうど部活もどうしようって思ってたところだし…。








それに何より、風間には編入してからずっと親切にしてくれたり、何かと助けてもらったりしてるしな。








…よし!決めた(`・ω・´)








「俺、生徒会に入ってもいいよ。」








「え?」








俺の返事に風間はしばらくキョトンとしているが、やがてその表情が徐々に明るくなっていった。