「まぁ、俺は会長とは小学校からの腐れ縁だから一緒に生徒会でやっていけるけどさ。」







え?風間って会長と小学校からの付き合いなんだ(゚∇゚ ;)意外。








「風間〜。お前だけだよ!俺を見捨てないのは〜〜〜。」








会長は瞳をキラキラさせて感涙しながら風間に抱きついた。








「うわあ!くっつくな!気持ち悪い!!」







「まぁまぁ。減るものではないでしょー。よいではないか〜♪」







風間と会長はわきあいあいと絡み合っているが、俺はそんな二人をさらに呆れた目で眺めていた。







…と、その時。







「和雅!ひどいですわ!ワタクシだっていつも和雅のお傍にいるじゃないですか!?」







今まで黙って席に座っていた女子生徒、麻俚が突然立ち上がって口を開いた。








「麻俚・・・。」







会長が麻俚を見ると、俺と風間も彼女に視線を寄せた。








すると、会長が風間から離れて麻俚の隣に立った。







そして突然彼女の細い手首を持ち上げ、そのまま自分の手のひらに彼女の手を乗せる。







「ごめん…麻俚。冗談といえ、君の目の前だったね。本当にすまない。」







会長は麻俚の瞳を真剣に見つめると、麻俚は少し顔を赤める。