「…と、言うわけなのだが遠山君。」







俺が全てを把握したその時、後ろから会長の声が聞こえた。








「どうだろうか?ここは一つ生徒会に入ってみては…。」







「…。」







うーん(; ´_ゝ`) 生徒会…か。
確かに俺はまだ所属の部活も決まってないし…正直誘ってくれるのはありがたい話だけど…。






俺は会長がいる方に振り返り、軽く咳払いをして口開いた。







「あ、あの誘っていただけるのは非常にありがたいんですが…。その話、お断りさせていただきます。」







俺は脇を締め両腕をきちんと揃えると、会長達に丁寧に頭を下げる。







「えっ!え〜〜!!な…なぜ?なぜなんだ!遠山君!!」







会長は俺の返事が『YES』だと思い込んでいたらしく、ショックを受けているようだ。







嘆いてる会長に俺は苦笑いをした。







「い、いや…。俺には無理ですって!だって俺はついこの間編入してきたばかりなんですよ。まだこの学校のことすらロクに分かってないのに、生徒会に入って学校の中心になって動くなんて、とても出来ないです。」







俺がそう言った瞬間、会長は突然窓のほうに歩き出し、ガラス越しに見える風景をみながら深いため息をついた。