「お初にお目にかかります。生徒会会計、中ノ森麻俚と申します。」







「は、はぁ。」







なんだ、この人たち生徒会のメンバーだったのか( ̄▽ ̄;)
てか、いきなり丁寧に自己紹介されたけど、いったいどういうつもりなのかな?
俺はただ風間の用事の手伝いでここに来たんだけど…。







俺がそんなことを考えていると、会長がサングラスのズレを直して真剣な眼差しで俺を見て口開いた。







「さて…遠山君。さっそくだけど一つ質問させてもらってもいいかな?」







「え?あ、はい。」







ん?( ´_ゝ`)何だ?俺に質問だって?








「君はまだ編入してから所属の部活を決めていないと、先日風間から報告を受けたのだが…。」







「あ、はい。…まだ決めてないですけど…。」







あれ?なんで生徒会が俺の部活の事を??Σ(゜д゜;)






あ。そうか(゜∇゜ ;)
たしか全部活動の管理は生徒会がしてるんだっけ?
それなら俺がまだ部活動決まってないことも、既に報告済みなわけだよな。







心の中で俺が納得すると、会長が『ククク…』と不気味に笑い出す。







そして、会長は手に持っている扇子を一度閉じて、またすぐに俺目掛けてバッと開いた。