「それが、昨日から観奈が風邪を引いて寝込んだんだ。」







「え?観奈が?」







「うん…。まだ熱も高いし、この寮昼間は誰もいなくなるだろ?だから今日は僕が残ろうと思って…。」







へぇ…。観奈が風邪ねぇ(゚∇゚ ;)
てか彼方の奴、相変わらず観奈には優しいんだな。







彼方がなんだか疲れて見えるのは、昨日からずっと観奈のことを看病してあげてたからなんだろう。






「まぁ、そういう訳だから。早瀬先生には一応伝えたし、クラスのみんなには上手く言っといてよ。」







彼方は俺に物事を伝え終わると、すぐに部屋の扉を閉め出した。







「うん。わかったよ。」







俺がそう言うと、ゆっくりとトビラが閉まった。







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ふぅ。西川さんに続いて彼方も学校を休みとは…。
こんな日もあるんだな〜。







( ´_ゝ`)…ん?待てよ。







西川さんも彼方も学校に休み=来ないということは…







俺にとっての平和な学校生活じゃないかぁぁぁぁああああ!!







やったぜ俺━━(゚∀゚)━━!!






よしっ!もしやすると今日は上手くいけば、最悪なんかじゃなくて最高な一日に出来るかも(^p^)






俺はそんなくだらない希望を胸に、そのまま学校に向かうのであった。