俺の一日の始まりは、もちろん毎度おなじみの彼女から始まる。







【202号室】








「よしっ。」








制服のネクタイをキュッと締め、鞄を持つと、俺は学校に向かうべく部屋を出ようとした。







と、俺が扉を開けたその時、ドアに挟まっていたと思われる一枚の封筒がヒラッと舞った。







ん?( ´_ゝ`)
何だろう。この封筒…。







俺は床に落ちた封筒を拾う。
その封筒には『遠山君へ』と書かれていた。








なんだか嫌な予感がして首を傾げた俺は、俺宛と思われるその封筒の封を破り、中から手紙を取り出した。








そこには。








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遠山君へ。




おはようございます。西川です。
今日は起こしに行けなくてごめんなさい。

実はですね。西川は本日から用事があるため
明日まで寮には戻りません。
もちろん学校もお休みします。

西川がいなくて、遠山君がさみしがるといけないので
西川の代わりになるものを一緒に封筒に同封しておきますね。

それでは。また明日。




西川くるみより。








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俺はその西川さんからの手紙を読み終えると、封筒の中身を確認した。








( ´_ゝ`)…。








封筒の中身には西川さんのブロマイド写真が同封してあり、俺は口を引きつらした。