「ななな、なんで!!??俺ただこの場にいただけじゃん!なんか悪いことした?」








俺が混乱しつつも必死で彼方に無罪を訴えると、彼方は呆れたようにため息をついた。








「あのねぇ。君、たぶん忘れてるから言うけど…」








「え?」








俺は眉をひそめた瞬間、次の彼方の言葉に耳を疑った。








「ここ2日間の予定してたお仕置き…まだしてなかったよね?」








(゜ω゜)?







( ´;゚;ё;゚)・;'.、・;'.、ゴフッ!!






そ、そういえば…。








『ふふっ、楽しみは蘭藤荘に帰ってからにとっておかなくちゃ』
(※朝の昇降口前で大樹さんと付き合ってるヤマト兄に動揺して、彼方に怒られた時)







『ほんと能無しにもほどがあるよ。帰ったらしっかり調教し直してやるからな。』
(※彼方に数学の問題を教えてもらってお礼を言った時)







いろいろ脅されてたけど、実際にあれから実行されてなかった━━(゚ Д゚;)━━!!






あまりの予想外の大ショックのせいで、俺の体はガクリと床に崩れた。








「ふふふ…。あ〜!この時の為に遥のお仕置き溜めていて本当によかった〜。」








そう言った彼方の言葉にハッと顔をあげる。