「う、うん。俺たちは彼方に言わないよ。だから、観奈。頭を上げてよ?」








しぶしぶ俺も声を掛けると、観奈がゆっくり顔を上げた。








「ホント?」









顔を上げた観奈の顔は、リンゴのように真っ赤で、涙でくしゃくしゃになっていた。








そんな観奈の顔を見て、なぜか俺はドキッとしてしまった。








うわぁ(・o・)
女の子のこんな泣きじゃくった顔(泣いた理由は置いておいてだけど)、初めて見た。
新鮮すぎて、なんかドキドキするよ!(泣いた理由は…以下同文)







こんな時に思うのもなんだけど…。
やっぱり、観奈は可愛いな…。








観奈の泣き顔に、いつの間にか萌えてしまっている俺は腰を降ろし、座る観奈の目線をあわせて口開く。








「うん、ホントだよ。」








そして俺は、観奈を安心させようと力強く頷いた。








すると、観奈の表情が一気に明るくなった。








だが、その瞬間…。








「はぁ〜。よかった〜。じゃあ、飲み直しし〜よおっと!」








観奈は嬉しそうに笑うと、ササッと立ち上がり、冷蔵庫にダッシュして、挙げ句に中からビールを一缶取り出した。








( ´;゚;ё;゚)・;'.、・;'.、ゴフッ!!








え━━(゚д゚;)━━!!







まだ飲むんですかああぁぁあ!(゚ Д゚;)








てか、全然反省の色ないじゃないか!(゚ Д゚;)
さっきの涙はいったい何なのさ!








はぁ(´ヘ`;)
観奈の事を一瞬可愛いって思ってしまった俺が馬鹿じゃん(泣)