「ええっ!?(゜ロ゜;)」







俺と宇宙が突然の彼女の土下座に驚いていると、観奈が勢いよく顔を上げた。








「お、お願い!今日のことは彼方には黙っててほしいの!」








ああ、カニャリンって彼方のことか( ̄▽ ̄;)







…って、あの彼方に『カニャリン』なんて、宇宙の奴よく呼べるな(=_=;)







「彼方にお酒は夜だけって決められているの!昼間に泥酔なんて知られたら、絶対ただじゃ済まないわ!」








「まぁ、しかたないわよね。泥酔したアンタを介抱するのいつもカニャリンだから。」








「それは、そうなんけど…。」








彼方のやつ、いつも泥酔した観奈を介抱してんだな…( ̄▽ ̄;)







「だからお願い!バレたらまた禁酒させられるわ!そんなの絶対耐えれない!私、お酒がないと生きていけないんだから!」








観奈はガタガタと体を震わしながら、大粒の涙を流して、また土下座した。


  




観奈さん…。
それは確実にアル中です。







しかも、また禁酒って…以前同じような事があったんですか?(;¬_¬)







「も〜。そんなに泣かないでよ。誰もカニャリンに言うなんて言ってないじゃない。ねー、ハルハル。」








顔を伏せて泣く観奈に慰めるように言葉をかけると、宇宙は横目で『何か言いなさいよ!』と俺にアイズを送ってきた。