すると、宇宙が口開いた。
「ハルハル、そんな心配なんかいらないわよ!そもそも病気じゃないんだから。ね、ミナリン?」
宇宙が今にも逃げ出しそうな観奈をギロッと見ると、観奈はビクリとして固まった。
「あ…はい。その通りです。」
そして、観奈はまるで自白するかのように肩を落とした。
「え?それって…まさか…。」
俺は、なんとなくだが観奈の謎の体調不良の理由がわかった。
すると、観奈が俺に向かってうんと頷く。
「実は今日の朝、食堂の掃除をしてたら、喉が渇いてね。…その、一缶だけならいっかと思ってたんだけど…。その一缶を飲み切った後、我慢ができなくなって…。」
「それで飲みすぎたってわけね。…ビールを。」
ずばりと言わんばかりかの宇宙の言葉に、観奈はまた頷いた。
「はい…。そうです。」
食堂を改めて良く見渡すと、部屋の片隅にビールの缶が山積みになっていた。
( ´_ゝ`)…。
…ってただの泥酔か━━(`Д´)━━!!
「ど〜りで変だと思ったのよねぇ。食堂入ったらビール臭が異常だったんだもの。」
「う〜。ごめんなさい。で、でも今日は調子よくて今さっきまでは普通だったのよ!…だけど、急に酔いが回っちゃって…。」
観奈さん…(´_ゝ`)
弁解しようとそう言ったかもしれませんが、それはまったく弁解になりませんよ?