しかし、それにしても思い描いてたカリスマモデルのイメージとずいぶん違うな(´・ω・`;)
それに皇帝様なんてあだ名がつくんだから、彼方以上のドSかと思ったけど、まったくそんな感じしないなー。








彼、なんていうか明るくて気さくで、とても『メス豚』なんて言わなさそうな…








俺がそんなことを考えていたその時。








「う…ん〜〜〜。」








寝ていた観奈が唸る様に声をあげた。









「そういや、観奈大丈夫なのかな?だいぶ具合悪そうだったけど…。」








俺が心配そうな声を出すと、宇宙が『ああ。』と何かを納得したように頷いた。









「たぶん大丈夫だよ。きっといつもの事だから…。」








「え?いつもの事?」









俺が首を傾げると同時に観奈の体が急に左へ右へと交互に反り返った。








そして、しばらくして彼女の動きがピタッと止まる。








その瞬間…。
すごい勢いでガバッと観奈が飛び起きた。








「わ、私!もしかして、またやっちゃった!!??」








( ̄▽ ̄;)やっちゃった?








「あれ?はるちゃん、宇宙君…?」








目覚めたお姫様は、俺たちの姿を確認すると今の状況が飲み込めないのか首を傾げていた。