「あ、いやっ!その…み、観奈が…。」







やばいやばい。
まさかのカリスマモデルとのバッティングで、さらに頭が混乱する!








っていうか、観奈が一大事なのに俺が混乱してどうする!









「すいません!その、すぐそこで観奈が倒れてて、水が欲しいって…。」









「水?ああ、わかった。」









宇宙はそう言うと、近くの机に置いてあったコップを手に持ち、流し場で水をくむと俺のほうに駆け寄ってきた。








「ほら。」









俺は観奈を食堂の座敷スペースに横に寝かすと、宇宙からコップを受け取る。









「ありがとうございます。…ほら、観奈。水だよ?」









観奈の体を少し起こして、俺はコップを観奈の口元に近づけた。
……のだが。








「う…。ん~~。だめ、吐く。」









「え?」








えええええええええっΣ(゚д゚;)








案の定、観奈はそのまま嘔吐し、その後、俺とカリスマモデルの宇宙は観奈の介抱と片付けをさせられました。