まぁ、俺と彼方の話がこれ以上続くのも気まずいからな。
ここは話が流れるように室長にひとつ提案してみようかな。







「あはは。そうかな?気のせいなんじゃない?あ、ところで室長。もし機会があったらだけどさ。今度、彼方も含めてみんなで遊ぼうよ。」







「え?」








俺の言葉が意外だったのか、愛穂がキョトンとした。







「ほら、そうしたら室長も彼方と仲良くなれるかもしれないしさ!」






って、言ったけど…。
彼方に実際その話して、快くOKしてくれる気が全くしないよ…。







でも、俺から言い出した話だし。
ここはこのまま仮の話ということで進めるしかない…よな。







「例えば、まだ早いけど夏休みとかにみんなで花火&肝試し大会とかさ!」







俺ががむしゃらに頭に思いついた事を口にすると、愛穂が俺の顔を見て目を丸くして瞬きをした。






うわああああああ!\(^o^)/
我ながらなんて幼稚で微妙な例えを出してしまったのだろうか( ´_ゝ`)
ああ、俺の能無し~~~っっ!!








「それいいわね!面白そう!」







だが俺とは反面、愛穂は楽しそうに笑った。







え?うそ。ノッてきた(;^ω^)







「だろ?それに彼方だけじゃなくて、風間や西川さんも誘ってパァッとなんか計画したりさ。」







「うんうん!」








「あ、もしあれなら俺の寮にいるみんなも集めたりして…」







「うん!それならもっと楽しくなりそうね!」







あ、あれー?
俺の口がどんどん勝手に話を進めちゃってるよコレ。