−−−そして、翌日…。








俺は彼方と観奈のキスの興奮が離れず、結局昨夜あまり寝付けれなかったというヘタレ加減で目覚め、学校に登校した。








朝からすでに日常と化してる西川さんの不法進入と彼方の一段とパワーアップしたかと思われるいじめに振り回され、加えてすでに睡眠不足の俺は正直瀕死状態です。








そしてそんな状態にも関わらず、俺は溜まる疲労に負けずとなんとか1限間目の授業を乗り越えることに成功した。








その1限間目が終わった放課のことだ。








「おーい。遥!」








ふぃに風間に呼ばれ、教室内を見渡すと、風間が教室の入り口で俺に向かって手を振っている。








俺は席を立って、教室の入り口へ足を運ぶ。








「なんだよ?」









教室の入り口に着くと、俺は不思議そうに風間を見た。








すると風間は『実はさ…』と、教室の外にある廊下を親指で指した。








「お前に話があるっていう俺の後輩がいるんだけど…」








「え?俺に話?」








ん?どういうことだ?
よくわからないけど、風間の後輩が俺に話って…
いったいどういうことなんだよ。








第一俺は編入したばかりで、後輩となんて全く絡んでいないのだけど…。