「彼方!なんでここに??」







俺が驚いて声をあげると、彼方が呆れた顔をしてため息をついた。







「あのねぇ。そりゃあ、部屋の外でそんなに騒いでたら文句言いたくなるでしょ?ましてや、騒いでたのが君たちだし。」








「…あ、ごめん。」








うわぁ~。結局俺たち騒がしかったみたいです。








「それとさぁ。」








彼方は、ゆっくりとそう口開くと、西川さんをにらんだ。







「貧乳処女ーッ!お前、人のこと勝手に妄想しやがって!全部丸聞こえなんだよ!」








彼方が激怒すると、西川さんは両手をほほにあてて瞳に涙を浮かべた。








「まぁ!怖い怖い。男のヒステリーほど見苦しいものはありませんわ!」








「はぁ?それを言うなら、お前の貧乳ほど見苦しいものはないの間違いだろ!」








「なっ!なんですって~!」







はいはい(ヽ´ω`)
いつもの始まりましたよ~。








俺がそんなことを思って二人を見ていると、彼方が俺に近づいてきた。