西川さんは、最高の笑顔で俺に言った。







「絶対にありえないのが妄想ですから。」








(´_ゝ`)…。









「そう、全ては妄想ですから!なので、遠山君。決して本気にしてはいけませんわ☆」








(´_ゝ`)…。








\(^o^)/ですよね〜!







俺は、西川さんの言葉で、改めて自分のツッコミが無駄な行為だったと実感したのだった。







っていうか、西川さん…。
そんな事言うなら、最初から俺に意見なんて聞いてくるなよ(´;ω;`)







まぁ、元はと言えば、西川ワールドに恐れ多くもツッコんだ俺が馬鹿だったのかもしれない。







今なら彼方が俺のことを能無しと言っても、潔く認めるぜ。
ああ、俺の能無しぃぃぃ!!








そして俺の心は、意味不明な敗北感に満ち溢れ、先ほどのヤマト兄のようにガクリと崩れるように扉にもたれ掛かった。








…と、その時。








「だから、あれほど貧乳処女には関わるなと言ったんだ。」








ああ。そうだ。本当に今だから思うけど。
君の言う通りにするべきだったよ。彼方。








…。






ん?あれ?







って!!待てよ!!








俺はハッとして、後ろを振り返った。







「ほんとお前って能無しだな。」








そこには、彼方が両腕を組んで俺を見ていた。