「なんだよ。まだ俺に何かあるのか?」







西川さんの事だ。
きっとロクでもない話に決まっている。
どうせ、また誰かの個人情報の話を持ち出すつもりなんだろう?







「はい。今遠山君の思った通り、とある人物の個人情報のお話をどうしても聞いていただきたくて…」







:゙`;:゙;`ヽ(゚∀゚ゞ)ブッ







心、読まれてるぅう!('A`)






それにしても…。








「だからさぁ。なんでわざわざ人様の情報を俺が聞かないといけないの?」








俺はそう言いながら、靴を脱いで部屋の中に入った。








「あら?夕方も近いことを申しましたが、何も知らない遠山君にはいろいろと蘭藤荘のことを知っていただかないと今後やっていけなくなると思っていますので…」







西川さんはサラリと答えた。







う…。
また理解不明のそれですか…。







あ〜。西川さん。
俺をどんだけ困惑させるつもりなんだよ?







それに、俺が蘭藤荘でやっていけない理由をいい加減教えてくれよ(`‐ω‐´)







「そうなんだ。で、話の内容は?」







とりあえず、話を聞くか。
そもそも話を聞かないと、絶対西川さんが素直に帰ってくれるはずない。







俺は西川さんの近くにドカリと座った。