観奈が出ていくと俺と圭先生と沈黙が残った。







うわ〜。
観奈、すごい怒ってたな…。
これって俺のせいじゃないけれど、変に罪悪感出るな(●´△`●)







「あ〜最悪だ。」








先に沈黙を破った圭先生は、そうこぼすように言うと、手のひらを額に当てて顔を下げる。







「圭先生、その、なんかすいませんでした。」








そんな圭先生を見たら、俺はとても謝らないわけにはいかなくなった。








「ああ、遥。謝らないでくれ。どうせ悪いのは俺だ…。」








圭先生は、何かが抜け落ちたような青い顔をして俺に精いっぱい笑った。







いやいやいや…( ̄▽ ̄;)
圭先生、そんな顔しないでください!俺までそんな顔になりそうです!








う…。ここはなんとかして、空気を元に持ち直さなくては…








あ、そうだ。そういえば、圭先生に聞きたいことがあったんだった。








「そ、そういえば、圭先生は観奈と、その付き合ってるんですか?」








そう、それをコソコソしながらずっと気になっていたんだ。








俺がそう聞くと圭先生が顔を上げた。








「え?ああ、付き合ってるよ。」








圭先生は弱冠うわの空だが、俺にサラリと答えた。








「そ、そうだったんですねー。」








へぇ…やっぱりそうだったんだ(゚ Д゚;)
てか、そりゃあ入浴場でそんなことしようとしてたわけだし、恋人同士に決まってるよな。