そんなことを考えていると、あっという間に入浴場の目の前にやって来た。







お、これが入浴場の鍵か…。








入浴場の鍵は、規定の時間内は入浴場の入り口の扉の横にかけてあると聞いていた。








この鍵がここにあるということは、今入浴場を使っている人はいないってことなんだよな。








俺は、かけてある鍵を手にすると、その鍵で扉をあけて中に入った。








おおっ!Σ(゚д゚;)







俺は、驚いた。
中に入ってみると、そこはまるで銭湯のような作りになっていて、脱衣場と浴槽が完全に別れており、洗面所も完備されている。







備品もほとんど揃っており、想像以上に設備がしっかりしていた。







うわぁ、なんかお風呂に入るのが楽しみになってきたぞー\(^o^)/







俺は脱衣場で服を脱ぎ、タオルを巻いて、入浴セットを片腕で抱えると、お風呂の入り口へと向かった。








しかし、俺が扉を開けようとした、その時だった。








「先生、だめよ…こんな所で…。」








(´・д・`)?








突然聞こえた女の声に俺の身体は硬直した。








だ、だれかいる?((((;゚Д゚))))








俺の額から冷たい汗がにじみ出した。








「いいじゃ〜ん。スリル満点。たまんないでしょ!」








続くように聞こえたのは、今度は男の声だった。








や、やばい。
やっぱり中に誰かいる。








俺は、扉からそっと手を離し、素早く扉から見えないロッカーの影に隠れた。








そして、俺はそぉ〜っとロッカーの影から覗く。








扉は、横に開けるタイプでガラスで出来ているため、湯気で曇っているがうっすらと二人の人影が見えた。