「じゃあ、この話はこれでおしまいな。あ、ほら。仕切り直ししよう。」



「えー、はるちゃんと飲めないなんてなんか残念だけど…。しょうがないね!」



いやいや、管理人さん…。それはしょうがないという問題じゃないでしょ( ̄▽ ̄;)



「ったくしかたないな。よし、乾杯しよう」



ってあなたもしかたないとか言わない!( ´_ゝ`)



圭先生が崩していた体制を直し背筋を伸ばすと、ヤマト兄が軽く咳払いをして口を開いた。



「では、遥の新生活に。」



ヤマト兄がそう言うと、俺たち4人は前へ体を乗り出す。



「かんぱーい!!」



そして、俺達4人の缶が同時に重なった。




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その後、歓迎会は本格的に始まり、俺は歓迎してくれた3人とたくさんの話をした。
なんとか初対面の観奈と圭先生とは、ほんの少しではあるが最初よりは打ち解ける事が出来た。



だが途中、観奈が酔いつぶれてしまい、グダグダの中歓迎会は中断…いや閉会した。



するとヤマト兄は、片付けは俺達でやるから、主役の遥は、先に帰っていいぞ。と言ってくれた。



だが俺は悪いと思い、それを断ったのだが、酔っぱらい教師二人の勢いに押され、お言葉に甘えて先に部屋に戻る事になった。