体育館に向かった俺達は、一階の校舎と体育館を結ぶ渡り廊下までたどり着いた。







宇宙の居場所はもうわかったも同然だ。








これで昼飯の時間も遠くないはずだ!







ひゃっほー(°∀。)







少しハイテンションになっている俺に感づいたのか、横目で彼方があきれていた。







すると、通り過ぎる渡り廊下から、チラリと体育館前で下級生らしき学生たちがサッカーをしているのが目に入った。







サッカーか(´・ゝ・`)
昼休みなのに元気だなぁ〜。








俺はそんなことを思いながら渡り廊下を歩き、そしてやっと体育館の入口にたどり着こうとした。







その時だった。








「あ、危ないッッ!!」








大きな叫び声が聞こえた。








ドゴッ!!!









なんだろうと俺が思った瞬間、俺の頭部に鈍い痛みと音を感じた。








その瞬間、俺の体がガクンと振動して、俺は目の前が真っ暗になった。








うわっ…。







ボールが俺の頭に当たった…のか?








昼飯まであと少しなのに…。








あ〜!!
今日も最悪だ━━(゚ Д゚;)━━!!







薄れゆく意識の中、俺は心で叫ぶと、バタリと音を立てて渡り廊下に倒れこんだ。








「ちょ!ちょっと!遥!大丈夫!?」








彼方の驚いた声が聞こえ、うっすらと人が俺の周りに集まってくるのを感じた。







そして、たくさんの人の騒ぎ声が聞こえてくる。







ああ、俺( ̄▽ ̄;)
このまま死んでしまうのか?








そう思った瞬間に、俺は目の前が一気に黒くなり意識を失った。