「はぁ〜〜ん。朝一番から遠山君の裸が見れて、西川幸せですわ〜」







両手を合わせて、キュンキュンしている西川さんに俺は目が点になった。







よくわからないけど、俺は朝一番から不幸だと思ってます。








ガチャッ







その時、部屋のドアが開いた。







「おい、遥!!起きてるか?」







その声とともに部屋に入ってきたのは、彼方だった。







「はぁ?なんでお前がここにいるんだよ?」







彼方は、西川さんの姿を見るたび奇声をあげた。







「あら?おはようございます。腹黒王子様。」







ニッコリ能天気な笑顔で西川さんに彼方は顔をひきつり、呆れる。








「遥は僕の奴隷だから近づくなと、昨日言ったはずだが…」








「え?何の話ですかぁ?西川、まったく知りませんけど?」







「…。」








彼方は黙りこんだ。








そして、なんといきなり俺の部屋に土足で俺の部屋に入り込んできた。








「えっ!!?」








俺は彼方の行動にびっくりして、声がでてしまった。








俺的に、彼方はまた西川さんに何か言いに行くのかと思ったが、なぜか俺の前まで来た。
そんでもって、俺の手をがしりと握った。









「遥!行くぞ!」








「え?」








俺は彼方の手に引っ張られ、部屋の外まで誘導させられる。








意外な展開キタ━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━!!