「気になるに決まってるだろ?頼むから着替えの時くらいは外に出ててくれよ」







「嫌です!」








嫌とか言っても、満面な笑顔で楽しそうな西川さんだった。







「あのさぁ、俺、女子の前で着替えたくないんだけど」







「うふふ。だから気にしないでください。ほら、早く着替えないと遅刻しちゃいますよ?」








駄目だ…聞き耳持たずだ(゚ Д゚;)
はぁ…。朝っぱらからついてないよ。トホホ…







しかし、遅刻するのも嫌だし。
ここは思い切って着替えるべきなのか、俺。







ゴクッと勇気という名の唾を飲み込んだ俺は、パジャマを思い切り脱いで制服のYシャツをはおる。







「キャー!遠山君の生肌〜〜〜」







ああ…。もう嫌だよ(; ´_ゝ`) 
西川さんのキラキラした視線が痛い。
しかも目はハートマークだし…。







俺はボタンをはめて、ズボンを履き換えて、ネクタイを締めた。







すると西川さんがいきなり床に座り込んだ。







「遠山君、朝からごちそうさまでしたぁ。ぐふり」







そして、深々と背中を丸め一礼した。







…(;^ω^)?







いきなりの西川さんの行動にびっくりした。
というか俺に対してごちそうさまの意味がまったくわからない。
かと言って、それにつっこむ気力すらないけど…