「ちょっと待て!そういう意味じゃなくて…どうして俺の部屋に入ることができたんだろうと思って…?」






そうだ。おかしい。
昨日は疲れていたが、確実に部屋のドアの鍵は施錠したはずだ。







「もう!遠山君まで腹黒王子と同じことを聞くんですね~。だから西川には不可能という言葉がないんですって~」







( ´;゚;ё;゚)・;'.、・;'.、ゴフッ!







それで納得できる人間は一人もこの世にはいませんよ、西川さん。








「あ!いけません!もう学校に向かわないと本当に遅刻しますよ!遠山君の部屋がいつまでたっても静かなので、この西川が起こしに来たのですよ?」







「え?あ。それはありがと…はっ」







てか、俺の部屋すでに観察されてる━━━(゚Д゚;)━━━!!!







「さぁ!着替えてください!制服はすでに用意してありますよ」







そう言って西川さんは、俺に制服を手渡ししてきた。








俺の部屋で何やってんだ、あなたは…
てか、ごめんだけど素直に喜べません。







まぁ、遅刻するのは嫌だから、今は何も考えず着替えて学校に向かおう。







俺は着替えようと寝巻のボタンをはずそうとした、が。







「じぃ~~~~~」







西川さんが思い切り俺を見つめてきた。







「あ、あの、俺、その今から着替えるんだけど…」







「いや!お構いなく!西川のことは気になさらないでください!」







そんなん、余計気になるわ━━━(゚Д゚;)━━━!!!