西川さんの発言に驚いた俺だが、彼方の方は下をうつむいてただ黙っていた。



すると西川さんは、さらに言葉を続けた。



「大樹さんに憎しみ溢れて呪いをかけようとしたり、某巨乳とは幼馴染みの壁越えちゃったり…。ね?…うふふふ。」



「…お前…。」



その時、彼方がうつむいてた顔をハッとあげた。



だが彼方はその後、西川さんには何も言い返せさなかった。



その表情からして、彼女の言ったことは本当なのだろうか。



それは今の俺には何もわからないけれど…。



だけど、こんな動揺している彼方を初めて見た。



そして、西川さん。



彼方のことをそこまで把握してるなんて…。



あ、あなたはいった何者なんですか?



はぁ…( ̄▽ ̄;)
これからどうなっちゃうんだ?



そう不安がよぎる俺の周りでは、とても冷めた沈黙がしばらく続くのであった。