( ´_ゝ`)…貧乳処女?



「だ、だれが、貧乳処女ですか!!勝手に決め付けないでくれるかしら!?」



「はぁ?だってお前、どう見てもまな板だし、処女じゃん。」



「ななななな!なんですって〜〜〜〜〜!」



彼方に言いたい放題言われ、西川さんは発狂する。



たしかにいきなりついたあだ名が「貧乳処女」じゃ誰でも発狂しますよね( ̄▽ ̄;)


「まぁ、そんなわけだから貧乳処女。そんなお前が目障りでしょうがないから、僕の前からとっとと消えてくれないかなぁ?」



彼方がそう言うが、西川さんは首を横に強く振る。



「嫌です!誰が言うこと聞くもんですか!そもそもあなたが私のことを貧乳処女なんて言うから、私の怒りが抑えられなくなったじゃないですか!どうしてくれるんですかぁああ!」



「はぁ?それはお前が貧乳なのが悪いんだろ?」



彼方が鼻で笑うと、西川さんは『きぃ〜〜!』とまた発狂するが、すぐに唇をかみしめそっぽを向いた。



「…ふん。どうせ、あなたは『某巨乳』にしかご奉仕したことないから、きっと私が貧乳に見えるんです!そうです!そうに違いないないです!」



ず〜んとした重い空気に包まれながら、西川さんは親指を噛み締めながらブツブツつぶやき始めた。



「あはは。言い訳が見苦しいね。…ふふっ。そういや処女は否定しないんだ。」



容赦なく突き刺さしてくる彼方のその言葉に、西川さんはハッとうつむいていた顔を上げて、彼方を睨んだ。