夜月と女はホテルから
腕を組みながら出て来た。



「今日はありがとう。久し振りにとっても素敵な夜を過ごせたわ」



「それは良かったな」



夜月は煙草に火を付け
女の顔を見ずに言った。



「ねぇ…今度はいつ会える?」



「さぁ…」