Double Persondlity

「私、アレ欲しい。もうすぐ私の誕生日だもん。いいよね裕也?」



付き合って
半年してからの事だった。



名田も恋人の誕生日なんだから
少しくらい高い物でも
構わないと思った。



有寿の一番欲しいのを
プレゼントしようと
買ってあげた。



何より名田は有寿の
笑った顔が好きだった。



あの周りの人達も
元気にさせる様な笑顔が…。