Double Persondlity

水曜日になり
飲み会の日になった。



男女合わせて六人が集まり
朱里も誘われるまま
その場にいる。



「彼女が朱里さんよ」



「初めまして杉原朱里です」



「僕は中田充(ナカタミツル)です。お会い出来て嬉しいです」



第一印象はスーツの似合う
好青年という感じで
悪い人ではなさそうだ。



でも朱里はどこか
この男は物足りなく
上の空だった。